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2019年12月

2019年12月06日

尋常性白斑の本格的治療

今年も残す所1ヶ月になりました。寒さを感じる今日この頃です。さて今年のまとめとして白斑治療を根本的に考えてみます。歴史的に申し上げると医学部大学卒業後、私は学問として皮膚科学を専攻しました。もう47年前のことです。皮膚科学は分類として内科系の医学分野に当たります。どちらかと言うと外科系は血を見るというイメージがあり、嫌でした。その私が現在月に10~15症例、白斑に対して手術しているのですから、時代によって変わるものだな?と思うこの頃です。白斑の治療は当初は光線療法だけで全て治そうと思い、光線機種をたくさん揃えて、種々工夫して治療をしていました。だが白斑に対して光線療法を一年間してもせいぜいその半分(50%)位しか色素再生が起らないということが分かってきました。そうこうしているうちに私が腸の病気になり入院しました。入院中、頭は全然問題なく、かえって冷静になり、非入院時より頭は良く働きその上時間もあるので、今までの治療を振り返ってみることが出来ました。なぜ白斑は治りにくいのだろう?と入院中毎日考えていると、単純に「白斑の病態はどうなのか?」と思いました。光線を使ってメラノサイトを他の部位から持って来る(移動させる)のは難しく、確実性は低いと考え白斑部にはメラノサイトが無い、それならその治療として、メラノサイトを補ってやれば良いんだという答えを出しました。もし自分でスイカを作りたいと思ったら、色々のことをするよりまずは種を植えることから始まるんだなと思いました。つまりメラノサイトを移植して(種を植えて)、そのメラノサイトを光線で育てる(種に栄養・水分を与えて育てる)のだと考えました。現在はその考え方(基本方針)が芯にあり、外用ないし光線だけでは根本的に治らないと考えています。だからメラノサイトの移植を、つまりmMGを行うのが根本であり、その後種々考え工夫を加えるのが一番早く治り,綺麗に仕上がると考えました。そのためには外科的手段も取らないといけません。ただメラノサイト単独移植はダメです。さらに表皮の移植もダメです。今まで種々トライして完成したのが現在のmMG療法です。経験して成功率を高めて現在では我々が見出したmMG療法が最高の治療法と考えています。その療法を12月(12月14日)の日本皮膚科学会東京地方会で発表します。白斑治療も、ミニグラフトもどんどん進んでいます。
白斑の皆さんも諦めないで治療を続けて下さい。種々工夫もしていますので、機会が有ったらトライしてみて下さい。
12月発表予定の内容はタイトル「尋常性白斑の本格的治療」で、白斑の治療はまず白斑患者の真皮に働きかけ、白斑部の真皮が正常皮膚と同様になるよう環境を作り、セカンドステップとして後日(1~2週間後)マシーンによるミニグラフト(mMG)を行う療法です。これはメラノサイトを受け入れる環境造り(土台造り)をするので、従来の方法より成功率が10%アップし早く色素再生が起き、植えたメラノサイトが限りなく色素再生を続ける療法と考えています。2019.12.2



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